tonerico：tokyo hobby market

原型師：咩嗒 META CHEN氏ならではの世界観を演出する表情・ポージング。またそれを裏打ちするかの如しな人体の細密表現。
纏っている空気は製品を組み上げただけでも感じ取れます。

ご予約分は既に発送済みとなりますので、もう内容をご覧になられた方も多いと思います。
発売から少し日が開きましたが、改めてキット内容をご紹介！

今作はいつもの1:8スケールでに加え、リクエストの多い1:20スケールでも発売となります。

こちらは定番の1:8スケール。箱に隙間なく収められたパーツに期待が高まります。
メッセージカードが嬉しいですね〜。

そして1:20スケール。スチール缶が良い感じです。完成したらこの缶のうえに展示しても良さげです。
1:20スケールのみ頭髪パーツがプリント出力品となります。

パーツ数は両スケールともに８点となります。
この状態で眺めていられるほど個々のパーツが美しい。自然の造形美を丹念にモデリングに落とし込んでいます。

今作は複製にかなり神経を使っているようで、バリや段差はほとんど見られない状態となっています。

段差を処理する過程でMETA STUDIOならではの皮膚表現が消えてしまうのが惜しいという声をいただいていたので、この処理は非常に有難いです。

光の加減でちょっと見づらいのですが、各パーツのアップです。
まずは脚から。

爪先を伸ばした状態の腱の浮き上がりや膝を曲げたことによる皮下脂肪の微妙な移動が再現されるなど見どころ多し。
画像では見えませんが、足裏の皺の繊細さもたまらないです。

続いて腕です。

両手で腿を支えているポーズなので、動きの少ない部位となりますが、そのなかでも手の甲の生々しさは白眉かと。

そして胴体パーツを脇腹・背中の見えるアングルから。

ちょっとスマホレンズの限界があって繊細な影の落ちかたが捉えられていません(汗 が、各部位の「やわらかい/かたい」を見て感じ取れる造形です。

これらのパーツが組み合わさってひとつの像となり、またキャラクターとなるおもしろさと奇妙さ。
複製された像から生命ってものを考えてしまいました。

そんなわけで一般販売開始となった[子夜]。
一般販売開始とはいえ、ご予約分とWF販売分で2/3程度を消化しているので1:8・1:20各スケールともに残数わずかとなります。

META STUDIO様の作品は基本的に再販無しの初回分売り切りで絶版となります。お早めにどうぞ。